高難易度案件はローカル零細探偵には無理
難易度の高い浮気調査の例
浮気調査には簡単なものもあれば、難しいものもあります。
難しい案件は例えば次のようなものです。
- 車で大移動するターゲット
- 新幹線や飛行機をバンバン乗り継ぐターゲット
- 一度失敗・発覚している調査(旧現場)
こうした案件は、自社車両などの資源に乏しく、探偵の数も少ないローカル零細探偵の手に負えません。
原一探偵事務所のような一流探偵社に任せた方が正解です。
取材では、同社はこうした案件が「得意中の得意」とのことでした。
車で大移動するターゲット
経営者や営業マンで、全国を車で移動して仕事をしながら、あちこちで女を作っているような人がいます。
こういう人の浮気調査には本格的な車両尾行能力が必要です。
最近では多くの探偵社がGPSに依存するようになっており、本格的な車両尾行能力を持っていません。
市内の短距離の移動なら追跡できても、多くの県をまたがる移動を発覚せずに尾行する能力はない場合が多いのです。
遠く離れた場所で似た車種・カラーの車を頻繁に見かけるのも不自然なので、自社車両もたくさん持ってないとダメです。
しかし、多くの探偵社(特に駐車スペースが高額な都内)は車を1台しか持っておらず、業務無線もなくて、チーム車両尾行すらおぼつかないのが現実なのです。
新幹線や飛行機を乗り継ぐターゲット
経営者など、お金を持っている人に見られる行動で、結構いるそうです。
いっしょに新幹線に乗り込んで尾行を継続するところまではやる探偵社もあるそうです。
しかし、到着先で女が車で迎えに来ていたら、たいていそこで失尾です。
ハライチの場合、尾行員が追尾を継続するとともに、到着先に現地探偵を向かわせます。
全国にまんべんなく18ヶ所も自社拠点を持つ大手探偵社ならではのワザです。
一度失敗・発覚している調査(旧現場)
一度以上失敗しているやり直し調査を専門用語で「旧現場」と言います。
旧現場はターゲットが警戒しているので、調査は困難を極めます。
尾行を怪しみだしたら、あらゆる種類の攪乱行動を取るのです。
- エレベーターで上がって非常階段で降りる
- 大阪・京都間など短い距離で新幹線を使う
- 細い一方通行の路地を縫うように車で走る
- 車、電車、タクシー、自転車など、複数の移動手段を連続して使う
- 浮気相手といったん離れて別の場所で落ち合う
慣れていないととても追えるものではありません。